手頃な価格が人気で、ウッドデッキによく使われるのが、「ウェスタンレッドシダー」です。名前の由来は、「アメリカ西部の赤い杉」からきています。ウッドッデッキだけではなく、高級家具にも使われる材料なんですよ。
ウエスタンレッドシダーは、さまざまな優れた特性をもっています。耐久性・加工性・安定性など、トータルバランスの良さからウッドデッキ材や高級家具材などにも広く使われているほど。信頼性が高く人気のある木材です。材料の耐久性は、針葉樹の中で最強と呼ばれる程に強く、カビ、ダニの繁殖を防ぐ効果がある成分・アルカロイドや、シロアリなどが嫌がるフィトンチット、ヒノキチオールという虫の動きを弱らせる成分も含んでいます。強い殺菌力と防虫力を持っているんですね。
そして、心地よい香りもする材料で、アロマテラピー効果でも注目されています。強い素材だから、塗装も不要。雨ざらしでも安心です。ちょっと太目の角材を使って、お子様向けのベンチなど、つくってみると楽しいですね。注意が必要なのは、丸太の中央部分や表面部分で、色に違いがあること。家具づくりでは、よく色を選んでくださいね。フラワーガーデンで一休み。家族みんなで癒しの一時をお過ごしください。
【ウェスタンレッドシダーの概要】
ヒノキ科 ネズコ属の針葉樹。日本では米杉(ベイスギ)と呼ばれる。他の針葉樹に比べ、収縮率が低く、反り、曲がり、割れにくい。低気密で空気を多く含んでおり、比重が小さく熱伝導率が低いため、優れた断熱性を持つ。軽く軟らかな素材で、切る、ビス打ちなどの作業が楽なため、初心者でも簡単にDIYを楽しめる。塗装不要で、木目が綺麗なことも人気。