基本的に電解研磨処理のステンレスは非常に錆に強い性質を持ちます。

ただ、展示からご利用になっている現在までに、ぶつけてしまった際のキズや、鉄粉・汚れが表面に付着することにより ステンレスの不導体化薄膜がその部分だけ錆に侵食され、錆が発生する場合があります。

メンテナンス方法につきましては、ホースの水などで出来るだけ清潔に保つことと、すでに出てしまっている錆については

1.酸による錆落とし。
2.電解研磨による錆落とし
3.紙やすりなどで、物理的に除去する。

などがあります。3につきましては、不導体化薄膜を余計に傷つけさらなる錆の原因にもなるのであまりお勧めしません。2につきましては、対応できる設備がそろう工場に持ち込んでの処理となるので、コストがかかります。1につきましては、ステンレス用錆び落とし剤で対応する方法です。最近では 100円均一などで、ステンレス用の錆び落としが売っていたりしますが、中身は「りんご酢」に近いものなので代用も可能だと聞いたことがございます。

錆びは塩分、塩素ガスなどが原因してることが多く、ご使用の際にお気をつけいただければ幸いです。